保護活動
環境の「望ましい姿」を常に意識し、環境保全と生物保護に取り組みます。国指定天然記念物4種(マリモ、クロキズタ、オキチモズク、ジュゴン)の調査をはじめとし、貴重動植物の保護活動に積極的に参加しています。
沖縄県泡瀬干潟では、地域住民、広島大学と共同で、希少種カワツルモ(環境省RDB絶滅危惧ⅠB類、RDBおきなわ危急種)の生育実態調査を行い、当地のカワツルモ群落が沖縄最大のものであることを明らかにしました。
島根県の隠岐島周辺沿岸が、国際的に重要な干潟や湖沼など湿地の保全を目指すラムサール条約の登録湿地の候補地に選ばれました(2004年9月2日)。外海域の湿地として海藻藻場が選定されたのは、我が国54の候補中唯一のケースです。開発や磯焼けなどにより我が国の藻場が減少の一途を辿る現状にあって、隠岐の多様で広大な藻場は極めて貴重な存在となっています。